ツールを使った翻訳に向いているサイトと向いていないサイト

webサイト翻訳の現状とは

機械翻訳の発想は17世紀に端を発しますが、1940年代の暗号学や1950年代のジョージタウン大学などでの機械翻訳技術の研究を経て、1990年代にはIBMモデルによる統計的機械翻訳へと進展し、実用化の道が開けて来ました。そして2010年代に入ってからは、ニューラルネットワークによるディープラーニングを取り入れた機械翻訳へと進化し、今に至っています。機械翻訳の精度も日々高くなり、Webサイトでも翻訳機能が組み込まれ、ニュースサイトの英文記事やSNSで流れる英文のツイートなどの翻訳も、簡単にできるようになりました。とても便利なWebサイト翻訳は、益々私たちの身近なものになっています。単純な英文翻訳では、かなり自然な日本語に翻訳されるまでに精度が高まっていますが、いつでも正確に翻訳されるわけではありません。それは、現在のWebサイト翻訳では、未だ英文テキストの範囲でしか翻訳ができていないからです。

翻訳に向いているサイトと向いていないサイトとは

Webサイト翻訳に向いているサイトは、サイトの内の英文テキストを翻訳するだけで意味が通じる場合です。文法に従い単語辞書から検索して翻訳し、意味が通じるように文章を合成すれば良いのです。この精度はかなり高くなっています。一方、翻訳に向いていないサイトは、英文に書かれていない背景を含むような場合です。例えば、歴史に関する英文には時代背景があり、それを加味した翻訳が必要です。また、サイトの特定の読者層に向けて意図して書かれた英文の翻訳は、書かれていない意図まで機械翻訳が読み取れないからです。一般的な読者を想定した英文と、特定の読者層に向けた英文翻訳では、自ずと翻訳の仕方も違います。その微妙なさじ加減は、機械翻訳では未だできていないので、意味がおかしい所が出てしまいます。しかし、Webサイト翻訳はかなり翻訳精度が高くなったので、今後に期待しながら使う側が賢く利用し、利便性を活かしたいところです。